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2015.10.31

自動×辻褄~2015東京モーターショーで思ったこと。~

読む為の所要時間: 4分

 アベノミクスの成長戦略でロボットや自動××がさらに注目されていますね。

2014年度から予算がどうの、東京オリンピックにどうするとか。

 

なかでも今年のそっち方面のクライマックスの一つが、東京モーターショー。

クルマはもちろん、クルマをめぐる言説(ディスクール)好きな筆者としては、

ウキウキ気分で出かけました。

東京モーターショーは隔年の奇数年開催、今年は10月29(木)~11/8(日)までの日程で、

東京ビッグサイトで開催されています。

期間中にはさまざまなメディアで取り上げられるので、

クルマにまったく興味がない方でも不思議なカタチのクルマや自動車メーカーの

関係者の映像に接する機会が多いのではないでしょうか。

 

先日も某自動車メーカーの社長さんがニュース番組でインタビューを受けていました。

まだ日本語でのやりとりではないのかとか、いやいや、すでに5ヶ国語も喋れるし、

社内では日本語でスピーチしているからいいとか(笑)

 

そんな某メーカーさん、日産自動車の自動運転車がこちら。

001.jpg

単に自動的に運転するのみならず、

「人がクルマに運転をゆだねる時でさえ、ドライバーの好みを熟知した走りを実現」

するらしい。

運転のクセや走行ルートの特性を学習して、自分が運転しているかのように再現とは、

例えば、通勤時にいつもコンビニへ寄るような人のクルマは手前30mmぐらいで

勝手に減速しちゃうとかなんでしょうか。

 

さらには、ポイントキャンペーンをやってる近くのコンビニを見つけて

勝手に連れてかれちゃうようになってしまうのでしょうか(笑)

 

でも、ポイントに理由をつけて店員の女の子を目当てに通っている場合もあるし、

その都度、機能が及ばない、「選択切替」という

人間の辻褄合わせが必要なんでしょうね。

 

とはいえ、合理的選択の精度が極まり、

人間の辻褄合わせの余地さえもなくなってしまったらとも思います。

 

さて、自動運転が先行して、もはや人もモノも乗せること自体を忘れちゃってるのでは?

と一瞬戸惑う出展車両をご紹介。

002.jpg

ヤマハ発動機のモーターサイクル技術とロボティクス技術を融合したヒト型自律

ライディングロボット『MOTOBOT』です。

こちらは乗り物(バイク)からアプローチするのではなく、

人間/ロボットからアプローチした自動運転です。

ちょっと前にテレビコマーシャルで器用に自転車に乗るロボットがありましたが、

(Youtube ムラタチャンネル)

乗り物のなかで最も運転が難しいと言われるバイクを運転するロボットの登場です。

バイクの運転ができれば、クルマや飛行機、電車など大きな改造をすることなく、

自動運転を導入することができると。

 

それならオートバックスやイエローハットで、

アフターパーツとして、マフラーやサスペンションの隣り、

エレキ系にロボットが並ぶ日も来るのか!?

 

とにかく、クルマそのものを自動運転にする進化とクルマ(バイク)を通して

自動運転事業拡大を目指すスタンスの違いですね。

 

ライディングロボット『MOTOBOT』の目標としては、

まずは「史上最強のライダー」バレンティーノ・ロッシ

(MotoGP ヤマハ ファクトリーライダー)のサーキット・ラップタイム

に挑むそうです。

 

将棋では人間とコンピューターが勝負する電王戦(2015年にFINAL)が行なわれましたが、

やがて人間ライダーとライディングロボットとのレースが

行なわれるようになるのでしょうか?

 

これって、一見、健気な人間と冷徹無慈悲なコンピューターとの戦い。

もちろん、そういう側面もあるのかもしれませんし、私も大方はそう思います。

 

けれども、もうひとつには個性と集合知との戦いという側面もあります。

 

将棋にせよ、ライディングロボットにせよ、

システム開発やデバイス開発には多くの人間が関わり、

多くの知見が投入されし、裏づけとなるデータも基本的には多くの

人間の半べそかいたり、ビビッたりの“リアルな経験”が数値化される。

 

“リアルな経験”を集めて、数値化するためにはフォーマットを整えることをはじめ、

利害調整、感情など合理的選択が及ばない人間臭い辻褄合わせが必ず必要だと思います。

 

組織運営、プロジェクトマネジメント、WEBやシステム開発をされてる皆さんでしたら、

よくご存知かと(笑)

人間的な辻褄合わせまでできるすごいシステムが早く登場しないかなあと。

 

個性とは個の中で主体自ら辻褄を合わせている状態、

集合知とは集団の中で連携して知の辻褄を合わせている状態。

どちらが正しいという問題でもありませんね。

そんなこんな、煌びやかで騒がしいパビリオンを巡りながら、

自動××を通して合理的選択がいろんな辻褄合わせまでしてくれる便利な

世の中はいつかになるのか?

また、「空疎じゃね?」とか

「実際そうなったらそうなったでいい感じになるんじぇね?」

とか自動××に対してすでにいろんな辻褄合わせを巡らせながら、

会場を後にしました。

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