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2017.02.27

畳の手縫い

読む為の所要時間: 7分


先日、静岡で開催された第29回技能グランプリ。

畳部門では、全国から20名の代表選手が集い技能力を競い合いました。
課題は畳製作1級技能試験で行われる内容の、板入れ畳製作と床の間の製作。
枠の寸法を測り、寸法に合わせた畳を手縫いにより製作する課題となります。
 

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現代の実際の仕事としては、建材床を使い機械を利用して逢着し、畳を製作することが一般的ですが、近年では使用頻度の少なくなってきた藁床を使い、滅多に使用されることのない框に板を埋め込む板入れ使用で、頻繁に行わない手縫いにより畳を製作します。

作業効率やコスト、納期などの言い訳から実際の仕事では機械化が一般化されています。
ですが、技能の継承という意味合いや基本を知るという意味ではやはり、職人は手縫いを習得しておく必要があると思います。

機械化が発達した今だからこそ古来のやり方を知り、向き合うことが必要なのかもしれません。

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畳は1畳1畳サイズが微妙に違うため、枠の寸法を測ります。
丈と幅だけではなく、対角も測り枠の歪みも考慮します。

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普段は機械で切り落とす場合がほとんどですが、それがない時代には包丁1本。
決めたサイズに框を切断します。

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板入れの畳の場合には、框に板を縫い込み平らになるように締め付けます。

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畳表を張り、縁を縫い付けていきます。

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幅を寸法に合うように落とし、厚みを整えながら縁を縫い上げていきます。

sime.jpg

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縫い上げた藁を厚みに合うように締め付け、框を縫い上げて1枚の畳が完成します。

kansei.jpg



全てを手作業で行なう手縫いでは、1畳を作り上げるのに時間と体力を要します。
一針一針に思いを込められて仕上げられた畳には、なんとも言えない味が出てきます。

基本に返るという意味合いで、伝統的な技術は残していくべきものです。
機械化が進む現代また未来においても、畳の手縫いの伝統的な技術を継承し続けていきたいと思います。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。 

今後も「畳職人☆愛畳空間」を宜しくお願いいたします。
 

 

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プロフィール

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  • 一級技能士の店 亀山畳店三代目
    畳職人TOMOYUKI
  • 亀山 友幸
    Tomoyuki Kameyama


静岡市葵区の番町で育ったオーバーサーティーの畳職人。
☆得意技:表替え、裏返し、割本による寸法取り

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